今や、顔写真を撮られただけでネットにアクセスして個人情報が取得できてしまう時代。
もう、QRコードとかJANコードみたいな専門的なコードは要らないのだ。 Facebookや、Google+などのSNSに個人情報を素直に正直に載せている人はその情報は公開していなくても登録していることで、利用されてしまう可能性は高い。 非公開にしても情報は垂れ流しに近いのだから、守ろうとしても守れないと思っていた方が良いだろう。 SNSの投稿に多いのがこれから食べるものの写真やペットの写真、そして居場所の写真。 これらをつなぎ合わせると行動がバレバレですね。 別にバレてもい〜もんと思っている人も気にしておいた方が良いです。 そのうち、スマホで人の写真を撮るだけで個人情報だけでなく、その人の嗜好や趣味、年収、持病、癖、好きな人、嫌いな人などあらゆる情報が手に取るように見られてしまう世の中になる。 投稿しなくたって、あらゆる場所にカメラが仕掛けられているのだ。 そのうち店内などあらゆる箇所にカメラが設置されて、特定の顔のデータを検索するだけで、現在の居場所が分かってしまうのも時間の問題だろう。 それも自動化されてしまう。一度顔認証の登録さえしてしまえば、すべての情報からその人の行動をコンピューターは裏で追っかける。 PCにアクセスして、一人の顔写真を照合するだけで、今どこにいるのか、昨日は何をしていたのか、1年前の今日はどこにいたのかが分かってしまうのだ。 よほど完璧に遮断された自分だけのプライベートルームを持たない限り、プライバシーなど無い世の中になるだろう。 「エネミーオブアメリカ」って映画だったっけな。ジーン・ハックマンとウィル・スミスが出演していた映画が、この近未来を描いている。 少し前、クレジットカードを利用して買物をする人は、その人の買い物の傾向などが全部記録され、そのデータを元にその人が購入しそうなものに焦点を当てたカタログが届くシステムが出来上がっていて、それに顔認証のデータ、SNSのデータ、街の防犯カメラデータ等などがつなぎ合わされて個人の行動が全部分かる世の中になるのだ。 いや、既にもうそのようになるためにシステムは動いているだろう。 特定秘密保護法案が可決すると、こういった個人情報の収集システムが裏で進んでいても、それに関わっている人が暴露しようものなら秘密裏に捕まって闇に葬られるわけだ。 特定秘密保護法案を必要だと賛成派の人たちは、国力を高めるために国家の戦略に関して秘密を守る必要があるというけれど、テロ防止のためと言ってこのようなシステムが稼働され、個人のプライバシーは完全に守ることはできなくなるだろう。 自分なんかは暴露されて困るようなプライバシーなんてたいして持っていないけど、日本の未来を考えて、今の体制を変えたいと考える人が出てきてもそれが公に論議されず、闇に消されてしまう可能性が怖いのだ。 「正義」と「悪」は立場によって見方が変わるのだ。 対立があって、議論があって、そこに知恵が必要なのだ。 反対派の意見をすべて「悪」として処理されるような世の中にだけはなって欲しくない。 特定秘密保護法案は本当に必要なのだろうか。 もっともっと議論を重ねて慎重に進めてもらいたいものだ。
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8月 2022
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