【HINT 007】プロダクトプラットフォームで製品を考える

［ねこじゃすり］

手作りのヤスリを作っている製造メーカーが作った猫ちゃん専用の癒やしグッズ「ねこじゃすり」

ペットのブラッシンググッズは数あれど、猫ちゃんがうっとりするヤスリをヤスリメーカーが開発したことに拍手喝采。
製品を見てみれば「なるほど」と感心してしまうヤスリメーカーだから作れた秘策があります。

猫ちゃんに手をなめられた時にあの「ザラザラ感」に驚いた記憶があります。

猫ちゃんが毛づくろいするときはまさにあの舌の「ザラザラ感」が猫ちゃんにとっては慣れ親しんでいる感触のはず。

そこに気付いたのはザラザラな肌を滑らかにする「角質用ヤスリ」を開発している担当者。

猫ちゃんの舌触りに近い感触で猫ちゃんをなで撫でられるヤスリを開発。

自社の製品製造技術を使って新たな用途で需要を掘り起こせそうな製品を開発する。

これこそがプロダクトプラットフォームの開発姿勢だ。

ニーズから製品開発する場合と自社の製品製造技術を使って新たな用途でニーズを掘り起こす製品開発があるが、

自社の強みを生かして他社が追従しにくい製品を開発していく姿勢がこれからの企業に必要な姿勢だとお思う。

マーケティングも技術開発や研究も重要だがヒット商品には「思いつき」が重要だ。

新たなニーズを掘り起こせるヒット商品を生み出すポイントは、この「思いつき」が大切。

スティーブ・ジョブズの名言｜人は見せてもらうまで、何が欲しいかわからないものだ
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人は話を引いだただけでは否定することが多い。見てみるまでは実感がわかず、否定的なことを言う人が多い。

プロダクトプラットフォームで製品を開発できるメーカーにいる人は自分ならこんな製品が作れてこんなニーズに応えられるんじゃないかと思ったらサンプルを作って実際に製品として見て触ってもらうのが一番いい。

日本はいろんな技術分野でトップレベルだからこれからもいろんな製品を世の中に出して欲しいし、自分もいろいろ考えていることを「モノ」として簡単に作れる3Dプリンターもこなれた価格帯になってきたのでいろんな技術を持っているメーカーにプロダクトプラットフォームで新製品を生み出していくお手伝いとしていきたいと考えています。

それにしても猫ちゃんの気持ちよさそうな表情に癒やされます。